劇的ビフォーアフターが今回で最終回になりました。
以前に一度、レギュラー番組を終了していて、現在は「SEASON2」として放送されていましたが、またまた最終回を迎えることになりました。
放送終了の理由は、東日本大震災の影響でリフォーム工事の人手が確保できなくなったため、レギュラー放送が出来なくなったそうですが、今後はスペシャル番組での放送だということで、少し頻度は落ちますが、放送を楽しみにしたいと思います。
ということで、今回の「約束を果たしたい家」が最終回になりましたが、今回のリフォームは一体どんな問題を抱えた家なんでしょうか?
「約束を果たしたい家」のビフォーは?
今回のリフォームは、浅草の密集地にある家なんだそうですが、周りがビルのような建物の中にある、古めかしいままの家をリフォームされるそうです。
浅草の良さそうな土地なのでもったいないなと私は思ってしまうのですが、どうやらこちらには今誰も住んでいらっしゃらないようで、家は荒れ放題になっているようです。
押し入れにトイレがあったり、極細の家だったりで、リフォームはとても難航したようです。
日本家屋にリフォームされたそうですが、一体どんな感じになるのでしょうか?
放送が楽しみです!
今回のリフォームのビフォーアフターは?
今回のリフォームの現場は、浅草の浅草寺から歩いてすぐの立地なだけに、民家が少ない場所のようでしたね。
お隣も古い建物でしたが、その両隣はとても高いビルになっており、立地は良いけど、日当たりと土地の狭さが問題になるリフォームでした。
両隣に挟まれてすごく息苦しい感じがしますが、両親の想いが詰まった土地とのことで、ここに家を建てるという想いがとても強いようでした。
また、交通アクセスがとてもよくて、バス停の目の前という立地なので、商売をするにはいい場所でもったいないな。と個人的には思ってしまいました。
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今回のリフォームのビフォーアフターは?
今回のリフォームのビフォーとアフターを比べてみたいと思います。
まずは、外観です。
改装前と同じような色合いで、シンプル目の和風の雰囲気になりました。
入り口は少し奥にして、玄関の上に雨よけの出来る屋根を設けています。
玄関を開けると、奥の方まで開け放して使える畳の部屋があります。
一段靴をぬぐところに板があると思うのですが、式台と言って、玄関の土間と床の段差が大きいときに、設置される板なんだそうです。
ちょっとしたベンチにもなるし、玄関に靴が散乱するのを防ぐために、式台の下に靴を隠しておけるので、意外ときれいな玄関を保ちやすいのかもと思ったりしました。
玄関を入ってすぐの場所にお風呂が設けられたと聞いて、なんでだろう?玄関近くにお風呂は嫌だなと思ったのですが、表が大通りで喧騒がうるさいのをシャットアウトするためだったようです。
なるほど。こういうことは素人がなかなか考えつかないアイデアですよね。
素朴な和室の客間が玄関すぐに作られました。
お祭りがあるときは開放して使え、お隣の廊下の壁も取り外してワンフロアとして使うこともできるそうです。
廊下の先にはトイレがあるのですが、なぜここにトイレ?と思いましたが、客間に近いところにトイレを作ったほうが、入られたくない部屋の奥まで見られることがないので、意外といい位置かもしれませんね。
リビングも和のテイストを残しつつ、洋風の部屋になっています。
テレビ台など、ところどころ、昔使っていたチェストなどを再利用しています。
キッチンの収納もすごく沢山になり、すごく広いキッチンになりましたね!
意外と、キッチンのゴミ箱って場所も取るしインテリアに馴染みにくいものですが、ゴミ箱収納までちゃんと作られていていいなぁと思いました。
食器棚も和のテイストを取り入れ、スライドになっています。
やはり細長い土地なので、狭いスペースは引き戸のほうが有効活用できますね。
荒れ放題で蚊が沸いていた庭でしたが、色々活用できるスペースになりました。
バーベキューも可能なのはなかなか嬉しいですよね。
2階の娘さん二人の部屋も洋風で収納を沢山用意されていましたね。
片方の部屋には、屋根を取り払ってロフトを設けることで収納を確保されていました。
外観もとても良くなったように思います。
プライバシー確保のための板の囲いが、和風っぽくていいですよね。
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今回の匠は誰?金額は?リフォームは成功or失敗?
今回の「約束を果たしたい家」のリフォームを担当した匠は、渡辺貞明建築設計事務所の一級建築士である渡辺貞明さんでした。
今回のリフォームは、細長い土地にいかに過ごしやすいスペースを確保するかということに苦心されていたように思います。
やはり、廊下を設けてそれぞれの部屋を独立させるのがいいと思うのですが、和風にすることで、スライドドア(襖)を開け放って開放的な空間に出来たり、締めて独立した部屋として使うようにも出来、改めて和室は日本の狭い住宅事情にはぴったりな造りなんだなと思わされました。
お母さんの思い出を大事にしたかったためか、予算の関係上かは分かりませんが、全体的にリメイクされたものが多かったように思います。
しかし、今回の匠は、作業工程をみる限りでは依頼者の要望をよく取り入れているのでは?と思う点がたくさんありました。
依頼者のお父さんが作って失敗したという庭の水場をちゃんと再現されました。
また、依頼者のライフスタイルを想像して思いやりがあるなと感じたのも庭の部分でした。
本来なら、もっと和風の趣のある庭にも出来たと思うのですが、あえてシンプルな作りにしてあるのかな?と感じました。
ビフォーの時点で荒れ放題だった庭の状態を見て、自分たちで庭の手入れをしなくてすむよう、あえて控えめにしてあるのかもしれません。
庭とか、もっと派手に造るとかっこよかったりしますが、メンテナンスを考えて造作しないと本当にあとが大変です。
そういうライフスタイルを大事にしてインテリアを考えることって、本当に大事だなと改めて思いました。
匠がそれを狙ってこういう庭にしたのかは分からないですが(笑)
今回のリフォームはなかなか良かったように思います!
しかし、一点気になったのが、オンエアで触れていたか忘れてしまいましたが、両親の部屋って一体どこにあるんだろう?ってことでした。
編集に収まりきらなかったのでしょうか?
ちょっと気になります。
〜さいごに〜 さて、今回のリフォーム費用は?
工事費 11,900,000円
材料費 9,700,000円
家具・照明費 3,380,000円
合計 24,980,000円でした!
今回でレギュラー番組が最終回っていうのは本当に残念ですね。
家を建てると言うのはなかなか出来ないし、いざ建てた時のための知識を増やせる貴重な番組でした。
見ているだけでもワクワクして楽しめる番組だったので、レギュラー番組復活になればいいのになと思っていますが、また特番も定期的にあるようなのでオンエアを楽しみにしたいと思います。
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